前から興味のあった群馬・伊香保温泉に行ってきました!さらに群馬にいくなら新潟まで足を延ばしちゃおう、と思い立ちタイトル3作品のラインナップに。大満足の旅でした。ここではその思い出と写真をまとめます。
回収する主な話数はこちら
- ヤマノススメ サードシーズン 8話「ふたつの約束」9話「それぞれの景色」
- ヒーラー・ガール 11話「サメと合宿、一緒に登っていこう!」
- CUE! 11話「飛び立て小鳥たち!」



※距離やルートの都合で回収しない場所もあります。また写真はスマホ画質なのでご容赦ください。
1日目
・異人坂~高崎駅


道中より『CUE!』の寮、見晴らしのいい丘の上に立っていました。AiRBLUEの皆が帰って来るこの場所がなんだか好き~と言いながら見ていたこともあり、いざ目の当たりにしてなんだかジーンと来ました。


寮から振り返ると1期ED「はじまりの鐘が鳴り響く空」のカットが見えます。


寮に続く道は異人坂(東京都文京区)と呼ばれています。周囲は学校や塾など何かと教育にゆかりのある立地で、作中で声優のタマゴたちが育つ場所としても相応しく見えました。また標識に亀井さん(?)を発見!
今回『CUE!』の巡礼にはこちらのマップがとても参考になりました*1この場を借りてお礼申し上げます。関東圏だと渋谷区の周りにも舞台が集まってるけどそちらは別の機会に。アフレコスタジオの前でリエンヌが立ち止まったところとか行ってみたいよね。
新幹線に乗って群馬県高崎へ。このあたり地方に行くのは初めてだったのでワクワクです。なにか用事に迫られるわけじゃなく自分の意思で切符を買うのってすごく楽しい。
高崎駅には30分くらいで着きました。東京近郊から意外と近いです。






高崎駅は人で賑わっていました。一方でヤマノススメはあおいとひなたが別々の旅をするシーンのためかどこか閑散と描かれているのが改めて分かります。


駅構内にぐんまちゃんがいる!


ぐんまちゃん要素を回収して満足。群馬は駅だけじゃなくいたるところに本家・アニメ版のぐんまちゃんグッズが売っていました。今度はぐんまけんにも遊びに行こうね。


駅を一通り回ったら渋川市を経由して伊香保へ。高崎まではすぐだったけど実はここからが長く、直接バスで行こうとすると67駅もあります。だからほのかちゃんのお兄さんは車を出してくれたんだね。進むたび風景にいい感じの緑が増えていきます。
・伊香保温泉




チェックインを済ませて伊香保温泉に到着。風情ある街並みですっごく雰囲気が良かったです。ここから石段街へ向かうのですが、バスを降りる場所を間違えてしまって既に山の中腹あたりにいました。一旦裏道を通ってスタート地点まで下ります。


道中でお昼ごはん、秋の茸と鬼ひも川と呼ばれる幅が5cmもあるうどんを食べました。モチモチの麺でつゆを吸った油揚げと椎茸が甘ーくて美味しい。




いざ石段街へ、ここから365段ある階段を登ります。「温泉街が1年365日賑わうようになってほしい」という願いが込められてるらしいよ(ヤマノススメ知識)




アニメで見たことある景色がどんどん出てきます。特にこの石段の湯は木の角度までそのまんま。
石段のはじめの方で玉こんにゃく(100円)を購入。先っぽの1つは味の染みたやつをオマケしてもらえました。普通の1個より価値が高くない?アツアツで美味しい。


伊香保温泉には射的場がたくさんあり平日にも関わらず賑わっていました。


石段の真ん中あたり、この景色を見ると「伊香保だ~」って実感わくよね。アニメ画像は左がヤマノススメで右がヒーラー・ガール。こうして並べると、アニメ版はどちらも石段が奥に続く様子などが分かりやすくなっているのが見えます。




与謝野晶子の詩が刻まれている階段と、ほど近い場所にある手作りガラスのお店。ガラスの方はここがヒラガと同じ場所かは不明ですが、こじんまりとしていて雰囲気の良いお店でした。
そうこうしていると日が傾いてきて明かりが灯り始めました。秋風を感じる……




ところどころに小溝口<こまぐち>と呼ばれる窓があり、湯元から来た源泉が分岐していく流れを見ることが出来ます。自販機は今は撤去されていました。ここを越えるとゴールが見えてくるよ。


365段を踏破!じっくり時間をかけて登ったのでそこまで大変じゃなかったです。


伊香保神社、そばには絵馬もちゃんとあったよ。


頂上で良かったのがこのジンジャエール(ginger ale / 神社 yell)これすっごく優しい笑顔のおじいちゃんが「あなたに幸せなことがありますように」って言って♡を置いてくれたんです。うれしい……かわいい……
石段は頂上ですが今日の目的地はさらにこの先にあります。マップを確認すると意外に遠いうえに充電は9%に突入、いい感じになってきました。




道中は歩きやすく気持ちのいいハイキングコースでした。入ってみると空気が変わったように涼しくてこの時ばかりはマイナスイオンを信じましたね。伊香保のお湯が茶褐色なのは含まれる鉄分が空気に触れて酸化するかららしいよ(ヤマノススメ知識)


途中に飲泉所がありました。ここのお湯は日本一マズいという噂。せっかくなので少しだけ飲むと錆をそのまま飲んでいるような味がしました。一応コップもありましたがあの量を一度に飲むのは相当やばい……


「ホントに入るの?!」「伊香保に来たからには入らないと」
景色を楽しみながら歩いていると割とすぐに着きました、目的の伊香保露天風呂です。




中はこんな感じ、本当に脱衣所が外にありました。入口のところで特製ぐんまちゃんタオルもGET。
今回は9月中旬で青々と茂る木々を見上げながら暖まりました。10月~11月くらいになると紅葉が綺麗だそうなのでその時期に行くのもいいね。温泉はもっと体が鉄臭くなるのかと思いきやそんなことはなく、全身モチモチのいい香りで宿に帰りました。




今回宿泊したのは「和心の宿 大森」100年続く老舗旅館でものすごく良いところでした。本当に色々と気を回してくださりこれが本場の接客か……と感動しきり。伊香保には他にもたくさんの旅館があって眺めていても楽しく、超高級旅館でなくとも泊まれば十二分に楽しめそうでした。
お行儀が悪いけど宿に着いたらどうしてもこれがしたくて。普段家の中にこんな伸び伸び出来るスペースないもんね。満足。



夕食付きのプランで予約したところ大変なことになりました。見たことの無い美味しそうなものが次から次へと出てくる。群馬の土地のものを使った献立で、丸皿の手前はタマゴに兎を描いたもの、お造りのオレンジは鮭じゃなくニジマス、お肉は上州牛というブランド牛だそうです。至福ってこういうことを言うんだね……
でもお高いんじゃないの?と思いきや、今回の宿泊は夕・朝食付きで18000円を群馬県の「愛郷ぐんまプロジェクト」で-5000「渋川市ふるさと感謝券」で-3000で実質ガチャを回す程度で賄えました*2。こういうのは色んな地域でやってそう。今すぐガチャのお金を温泉宿に突っ込んで美味しいものを食べましょう。
(画像は公式サイトのもの)館内にも露天風呂があり、平日だったこともあって温泉をひとり占め出来ました。ひのきの香りがする綺麗なお風呂でいつまでも浸かっていられる気分。永久にここに住みたい。



夜の伊香保をこっそり散歩。夕方とはまた違って灯りが幻想的でした。
2日目(地球屋・長岡市)


おいしい朝食を済ませてちょっと寄り道をします。夜に続いて皿がまた良いよね。




伊香保温泉から車で10分、地球屋に来ました。パン工房、民芸品店、ガラス工房と複数の施設が集まっていて体験教室がたくさんある場所です。
まずはパン工房、ここはヒラガの舞台ではないものの雰囲気だけ回収します。焼きたてのパンがふわふわして美味しいのと屋外のテラス席が心地よくて、混む時間帯になるまで1時間くらい過ごしてしまいました。途中ふらりと現れたおじさんが穏やかにギターを弾き始めたのもいい思い出です。




民芸品店にはギネス記録を持つ「つるし飾り」があったり、ガラス工房では綺麗な置物とそこに紛れて猫ちゃんが生きてたりと、想像以上に満喫できました。本当はろくろ教室もあってヒラガ要素を見つけようとしましたが現在はやっていないそうで断念。
ヒラガ11話は伊香保だけでなく全国各地のキメラ聖地になっていて、温泉卵のくだりとかは兵庫県の湯村温泉って場所らしいよ。
ここからは高崎駅に戻り、再び新幹線で新潟県長岡市を目指します。ちなみに新潟市はもっと北の方にあり今回は向かいません。


ところが高崎駅に戻るのが大変。最寄りの駅は1時間に1本しか電車が来ず、乗り継ぎを含めて3時間ほどかかりました。その間はゆっくり風景を眺めて過ごします。
新潟に行くのも初めてです、楽しみ。わざわざ新潟まで行ってショッピングモール見て帰るって言ったら引かれそう。


景色がどんどん田んぼになっていきます。


「はいはーい、ご飯ですよ~」
高崎駅で買ったお弁当を広げたのですが、ここでミスが発生。
お弁当を間違えて「上越弁当」ではなく「上州弁当」を買っていました。そもそも群馬は上州地方で上州弁当しか無く、車内販売、長岡市でも上越弁当は見つかりませんでした。新潟市まで北上すればあるのかも……もし行く日があればリベンジします。上州弁当も美味しかったです。


新潟県長岡市に到着。宿泊先は千紗ちゃん達の泊まった「ホテルニューグリーン長岡」です。
ここだけネット検索してもどうしても情報が無く、自力でgoogleストリートビューから長岡中のホテルを探し回って見つけました。ちょっと嬉しい。


布団もバッチリ。


Chun×4が新潟公演をした「リバーサイド千秋」に向かいます。実物を見ると写真でも収まっていない巨大なショッピングモールでびっくり、確かに地元のこんなところで歌うのはプレッシャーがかかるのを実感できました。








ステージは現在横を半分削って催し物の空間になっていました。2階を含めてそこそこの人数が入る広さがあります。ここでもう完全に脳内再生できるChun×4のステージを幻視したり1階からお姉ちゃんが居る場所を目で追ったりしてかなり満足できました。
落ち着いたところで再びトラブルが発生、今日買って帰るはずだったミルクセーキがどこにも売っていません。そこらへんにあると甘く見ていましたが、よく考えるとミルクセーキは新潟の名産品でも何でもなく*3探すと見つからないものです。
このままでは今夜は作中のホテルのベッドを使う以上千紗ちゃんと同じように眠れないのは必至、そのうえ安心して新潟旅行を終えられません。
もう作るしかない。まさか旅先で生卵を買う日が来るとは夢にも思いませんでした。急いでレシピを調べ、砂糖やバニラエッセンスは代用になるものを用意しました。卵は残せないので最小個数を買って一発勝負です。



卵黄を取り出し、信じられない量の砂糖を入れて、牛乳とバニラも入れたら一旦ペットボトルにIN。本来はミキサーで混ぜるのですがそんなものはありません、自ずと手動になります。
うおおおお~~~~~~~~~~~~~~~~!
結構振ったところで見ると卵がダマになって混ざってない!卵の白身が残っていて撹拌が足らないとこうなるらしいです。その後も腕がねじ切れるほど一心不乱に振り続けました。


頑張った甲斐あって美味しく出来上がりました……甘くてプリンを飲んでるみたい。本物のミルクセーキを飲んだことが無いのでこれが正解の味かは分かりませんが、それゆえに100点の出来です。
一連の様子をtwitterに流したところ、良い旅行をしすぎていると褒めてもらえました。予定とはズレちゃったけど実際すごく楽しかったです。いい思い出になったね。
3日目(長岡市)
3日目はほぼ帰るだけです。


ホテルのフロント。構図はハマらないけど色合いはそれっぽい気がする。千紗ちゃんが真っピンクのキャリーケース使ってるのは解釈一致です。


フレンド喜多町店、作中では名前がDreamになっています。焼きそばにミートソース等々をかけて「イタリアン」と呼ぶご当地B級グルメのお店で、現地ではマクドナルドと並ぶくらい沢山の店舗を見かけました。




これが新潟のソウルフードなのね!麵が太めでミートソースのお肉が効いて美味しかったです。かなりしっかりお腹にたまりました。道中利用したタクシーのお兄さん曰く、昔は餃子も鉄板で焼いて羽根付きで出すお店もあったそうです。今も探せばどこかにあるのかもね。


番外編で「ぽんしゅ館」という新潟のおいしい日本酒が500円で飲み比べできるところに行ってきました。厳密には500円でコインが5枚もらえて、グレードによって1~3枚使う仕組み。ここではお酒に詳しいフォロワーさんのアドバイスをもとにお土産を買います。
館内にも本格的なアドバイザーの方が居て興味深いお話をたくさん聞いてきました。同じお米でも味の幅が全然違うのが分かってびっくり、お店での販売こそ無かったですが「緑川」という日本酒もすっきり上品な味わいで美味しかったです。
おまけ


今回行かなかったところ、他にも『CUE!』11話で新潟駅から進んで降りたのは「妙法寺駅」、電車が4時間に1本しか来ない秘境の駅だそうです。ラジオをしたのは新潟市の「FM角田山コミュニティ放送」住宅街にポツンとある建物らしいよ。
それからこれは用意したけど使わなかった画像。無事に家まで帰れました。
思いついてすぐ飛び出した旅行だったけど思い切り楽しめた2泊3日になりました。たまにはこういうのもいいよね。おわりです!
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