陽和所長の見た青空になれたかな…………
2023/3/26 山野ホールにて開催された「Extreme Hearts × Hyper × Stage」 に行ってきました。最高のイベントでした！！ 普段こういった催しにはあまり出ないのですが、『Extreme Hearts』12話を見た身としては、どうしても青いペンライトを振りに行かねば……！と使命感を滾らせながら会場へ向かいました。
まずはイベント前の調整として改めてアニメ全話を再視聴。この夏いちばんにアツいアニメだったのは間違いないですが、それにしても相当数の人が示し合わせるでもなく自主的に再視聴していたので、そうさせるだけのパワーが半年後の今でも残るような、深く愛される作品だったと感じずにはいられません。
ちなみに公式から予習用としてyoutubeに全話公開されてます ※2023/4/2 21時まで
へぇ～なんか『Extreme Hearts』っていう面白いアニメがあるんだ～！
会場は800人程のキャパです。近所では最高潮に流行ってるとはいえ、世間的にはあまり認知されてるアニメではないので、埋まるかな……と思いきやの満員御礼でした。噂ではかなり後ろの席までBD特典抽選の券で埋まってたらしいよ。購入者と参加者の比率が高そう。
イベントは最初に出演者の方々が登壇され、前半トーク（好きな場面の振り返り → クイズ）後半にライブの流れで進みました。※色々メモしてたのですが下書きが吹っ飛んだので思い出しながら書いています、間違ってたらごめんなさい……！
◆場面振り返り
各出演者の好きだったシーンを一緒に見るコーナー。ここの選出が本当に良くて、腕組み深々頷きオタクになっては、舞台側の人もこのアニメを真剣に愛しているのが伝わってきました。
May-Bee初登場シーンの強者感すごかったよね～！あの目隠れてる感じが～！とかすごく分かってニコニコしてたり、突如12話ラストのノノちゃんのシーンが流れたときは急激な良さにびっくりして心停止しました。良いシーンが多すぎるよ……！
7話PK戦のところが大好きなのでここを皆で見れたのも嬉しかったね……。ライブシーンもたっぷりと流れて、前日の復習ですっかり涙腺を枯らしたはずがまた泣いてしまいました。
このアニメさ、映画館の暗さと音量で上映会してみたいよね。山野ホールで映像を見て改めて思いました。6話雪乃さんのホームラン宣言なんて本当にカッコよくて、ライブもアクションも力強く描かれている分、画像で見る以上の迫力を噛みしめられると思うんです。誰か劇場貸し切って。
◆クイズ
恒例の超難しいクイズのコーナー。リリイベのときにあったそうで話題になってたのを覚えています。本編復習のときはクイズに出るのを前提に「ここ出るかも」って細かいところを言い合うのも楽しかったね。
ちなみに焼肉券の日付はばっちり予想的中させてるフォロワーさんがいて、勉強の成果（？）が出ました。他にも「7話のメニューの主菜は何？」に対して当日の昼食を豚の生姜焼きで整えてきてるファンもいたそうで。トークでは出演者に用意されたお弁当も生姜焼きだったという話もあり、あの会場の裏方・表方・客席に至るまで意思の統一感がすごかったよね。
クイズは視聴者投稿と製作サイドからの出題がありました。このアニメを好きな人に身内感があるとはいっても、さすがに800人規模の全員が知り合いな訳じゃないやろ～と思ったら、1問目の出題者から知ってる人だったときは頭を抱えたね。笑ってました、ありがとう岐阜県にお住まいのフォロワーさん。
今回びっくりしたのは製作サイドから12話（※下画像）についての出題。本当に一瞬で流れてしまうシーンだったけど、ここに映ってるファンは3話で歌ったRise up DreamのTシャツを着てるんだね。もしかして当時まだ人気も無かったRISEのフードコートのライブを見て、12話までずっと追い続けてくれたのかな……なんて考えて胸が熱くなりました。
出演者の方も言っていたように、ライブもアクションも、ハイカロリーな場面を気合い入れて描かれてるんですよ。どういった絵を美しいと呼ぶかは人それぞれだけど、少なくとも各場面に並々ならぬ愛が籠っているのは視聴中にもビシビシと伝わっていました。愛を感じられる作品が一番好き。
それからMay-Beeの合計身長クイズのとき、優木さん*1が「あの！！祐里子ちゃんは140（cm）無くて！！」って割り込んでたのがガチオタクムーブで笑顔でした。
クイズの景品を懸けてのゲームもありました。スポーツみたいなホビー、ホビーみたいなスポーツ！ コーンホールは得点を取った後に踊るという情報を得て、にわかに今回イベントとの親和性が高まっていきます。
誰もルールを知らないなりに、阿部さん*2がスーパープレーを決めたときは思わず会場が沸いたし、最終2点差でぐだりそうなときアシストに回る優木さんもナイスでした。エクストリームスポーツの観客も割とこんな感じで観てるのかもね。
あんまり人とキャラを重ねるのは良くないけれど、RISEの番で野口さん*3がしれっと一人でポジションを取ろうとして止められたのが何だか陽和ちゃんっぽくて良かったです。
◆ラジオ（休憩）
ライブ準備の繋ぎとして、MCの方と橋本さん*4の物販紹介がありました。その間もTwitterのハッシュタグ投稿の読み上げやお便りの紹介など、距離感の近く楽しい時間でした。
Snow Wolfからのお手紙も嬉しかったね。あれ、「葉山芸能所属の」って言ってたの……？！うれしい。
◆ライブパート
1.インフィニット
出演している岡咲さん*5がOPも歌っててこれも聴けるの本当に良かったよね、あまり聴けるとは思ってなかったので大興奮でした。RISEの曲なら陽和ちゃんが作詞・作曲してるけど、この曲は外から陽和ちゃんソロ時代の歌「名もなき花」「青空に逢えるよ」で語ってる要素にどこか対応して聞こえるのすごくない……？ 風は吹かれるものから切るものになって、目指した果てない遠くの道は「次の彼方」になり、「輝き」の意味は増えていくの……これを小鷹咲希さんの声が歌ってるんだよ。
2.Buzz Everyday
絶対ライブで聴いたら盛り上がる曲！って楽しみにしていました。May-Beeは作中でRISE以上にライブパフォーマンスを持った王者ユニットで、今回も場の雰囲気を一撃で持って行くのに相応しい曲でした。ﾊﾟﾝ ﾊﾟﾊﾟﾝ Fu-! っていうの楽しい。
※下に追記があります
3.HELLO HERO
HELLO HERO良い曲すぎ……個人的に阿部さんの歌声がすごく好きでRe:ステージの曲をよく聞いています。今回は阿部さんセンターの歌なので感激でした。Cメロ「声を上げて！」の力強さとかもう大好き。
4.Happy☆Shiny Stories
純華・雪乃さんが手を繋ぐところ、咲希・理瀬ちゃんがステップ踏むところ、ご覧になりました？？ あの振り付けが見たくて……大満足。この曲は観客席が思い思いの色を振っているのが綺麗でいいなと思ってたので、慌てて手持ちのペンラを全開放してたくさんの色を振っていました。ぎええ～「Smiling」のとこ可愛いすぎる～～
5.全力Challenger
全力Challenger……この曲で青を振るために山野ホールまで来ました。前日、場面振り返りと泣いたけど、3回目でも泣かない訳にはいかなかったよ。「弱気を蹴っ飛ばして」のところが嫌いな人はいないね。
本当にアニメ12話とそこに至るまでの導線が衝撃的で、画面の向こうからこちらに手が伸びてきて、自分が葉山陽和を応援する1ファンなことを自覚させられてしまったんです。
放送当時も、画面と現実の垣根が薄いふしぎな席に着いてペンライトを振っていました。だからこれは2度目の参加になります。ただリアルという一点で、今回ようやくステージの人が見た青い光景の一部になることが叶いました。
収録のとき「どんなときもずっと」を音がズレてもいいから歌ったって話も良かったよね～、当時あのシーンで確かに胸を貫かれて泣いていたので……
※下に追記があります
6.SUNRISE
もうこれしかないよね、最高の〆でした。
ED曲には振り付けが無いので、見るのは今回が初だったと思います。なのに何となく「この動きはRise up Dreamのアレっぽいな～」みたいな、RISEらしさが振りの中に見えて感動でした。今回スタンディングOKだったのも大きくてジャンプするところも超楽しかったね。
ぜひ演者を見るべきなのですがSUNRISEは後ろの映像も良いんだよね～～。このときは舞台、ED映像、楽しそうな観客まで全て視界に収めて「最高の僕たちへ」を噛みしめていました。
◆クローズ
あっという間で幸せな時間でした。ただ今回ライブに無かった曲も本当にいい曲ばっかりなんです。Rise up Dreamも聴きたいし、大好きだよって叫ぶんだで「Yes！ Go for you！」したいし、無限大の魔法でゆらゆら揺れたいし……もちろん他ユニットもあって。これを聴くまでは成仏できないです、どうかお願いします。
エクハというコンテンツが世間的にヒットしたわけではない*6のは舞台の上も下の人も何となく分かっていて、だからお知らせで新曲を作ります！って言ってくれたのはすごく嬉しかったね。
わたしたちファンの数が足りないのは申し訳ないけれど、アニメからあふれ出ていた熱量は届く人には確実に届いていたし、「2022年はエクハだ！」と言い切れるような濃いファンひとりひとりの熱量もまた制作サイドに届いているみたいで。
キャラクターデザイン/総作監の新垣一成さま描きおろしのイラストが本当～～～に良かったね、あまり大きな表情で笑わない葉山陽和さんが（へにゃー）って笑ってるのがさ……！！って話で盛り上がってたよ。
◆その後、今回を振り返って
イベントが終わった後、twitter上で～5:30くらいまでひたすらにエクハのことを話し合うスペースに参加していました。おたくのこれが良かったよね～って話がすっごく好き。最初は身内数名のつもりだったのが、日曜を過ぎたド深夜にも関わらずだんだん30人規模くらいになり、みんな興奮冷めやらぬまま"好き"を話す楽しい時間でした。
その話を聞いていてわたしもそう思った、思わなかったところを書いておこうと思います。
今回「全力Challenger」で野口さんが台詞を読み上げる場面がありました。アニメでの台詞は陽和ちゃんにとって大切な言葉なので、今回はやらないか、やるにしても安っぽくなるのは嫌だなとは開場前から思っていました。
ただ実際はアニメとは分けた声音で、しかもすごくカッコよく心から読んでくださっていたので、それだけでも幸せな顔で帰っていたと思うんです。
ところが今回は「Buzz Everyday」のときに音響トラブルがありました。トラブルは当然あってはならない事なのですが、偶然にも騒動の一連から陽和ちゃんの「みんな大好き」の台詞までがうまく繋がったと思える出来事になっていたなと感じています。
まず音が止まったとき阿部さんをはじめに「時間が貰えた」ってポジティブに言ってくれたのがすごく心強かったよね。その後もかなり長い間が生まれてしまったとき、自然と客席からMay-Beeコールが湧いて、なんとかこの場を繋がなきゃいけない一体感が生まれていました。
ただそれも難しくなってきた頃、カメラマンの方が色々なものを映してくれたんです。最初はフルグラTやタオルのような物から、さらに「Mina de Ganbarone」自作Tシャツや、3話をリスペクトして最前列でラーメン置いてるの*7まで映ったりするんですよ。
その面白さやら愛の深さやらでもう会場は幸せに包まれちゃって。これだって言われて持って来たものではないし、カメラマンの方がそれを「そういうもの」と認識しなければ切り抜かなかったと思うんです。
間を繋ぐ、という責任感は漂っていたにしろ本当に苦の無い時間で、むしろトラブルが無かったらこのラーメンは存在を知られなかったんじゃないか？って笑い声すらあって、見事に火急の場が繋がりました。ここについては本当に”愛が支えた”と言って過言じゃないと思います。
オタクは哀しい生き物なので、ステージの上から「みんな大好き」って言われても言葉通りには受け取れなかったりします。だけど今回オタクは結構頑張ったので、その言葉を少し受け入れる隙が出来てしまったんですよね。
会場で野口さんの「みんな大好き」を聞いたとき、その瞬間は頭の中でハッキリ言語化はできていなかったにしろ、確かに胸を突くものがあったのを感じていました。
『Extreme Hearts』というタイトルの骨太な部分は、アニメと現実の垣根を越えて"こちら"側へアクセスしてきたり、普段イベントなんか行かないわたしですら絶対行かなきゃいけない！と思わされたような内側に引き込まれる力だったりすると思います。だｋら今回はまさにその筋を期せずして追ってしまったな……と思える体験になりました。
◆最後に
改めて、最高に楽しいイベントでした。全ての関係者の方に感謝いたします。演者の方も言っていたように衣装も本っ当に可愛くて、どうかあの衣装をもう一度見られる日を心待ちにしています。あとはノノちゃんたちロボット組の曲も……ほしいなぁ！
今までも『Extreme Hearts』のことは好きだったけど、今回の機会を通して本編復習 ⇒ イベント ⇒ 後語りまで含めて、このアニメが好きな気持ちがひと回りもふた回りも大きくなったのを確かに感じています。エクハって思ってた以上に良いアニメかもしれん……
なんかさ、「第1回のイベントで最前ラーメンがあったからこういうお決まりが生まれて～」みたいな話をしたいよね。2年後3年後も……。きっとそうなることを願って。
※当サイトで使用している版権物の知的所有権はそれぞれの著作者・団体に帰属しております。著作権所有者様からの警告及び修正・撤去のご連絡があった場合は迅速に対処または削除致します。
