【聖地巡礼】ドキドキ!修学旅行 in名古屋~大阪の思い出【CUE! 八十亀ちゃん しっぽな りゅうおう 姫様】

前から寄ってみたかった名古屋と、さらに足を延ばして大阪まで行ってきました。大満足の1泊2日になりました!ここではその思い出と写真をまとめます。

 

旅行初日——まだこの時は知る由もありませんでした、この旅が恐怖"拷問"に満ちたものになることは・・・

 

主な回収先はこのあたり

  • CUE! 16話「二十歳になった私へ」
  • 八十亀ちゃん観察日記
  • うちの師匠はしっぽがない
  • りゅうおうのおしごと!
  • 姫様"拷問の"時間です

それじゃあ夢と冒険と西日本エリアへ!

「れっつごー!(すとー!!)」

●1日目

・名古屋駅

早起きして新幹線に乗ること1時間40分、名古屋に到着です。意外とこのくらいの時間で来れちゃうんだね、休日の朝に布団でモゾモゾしてる時間のほうが長い気がするよ。

名古屋はいつも通過するばかりで一度降りてみたいと思っていたのでワクワクが止まりません。

「めー駅で待ち合わせゆーたら金時計しかにゃーがね!」

すごく人が集まるスポットでした。集まり過ぎて、顔の知らない人とここで待ち合わせるのは実はレベルが高いらしいよ。

アニメで名古屋が映るときよく出るとっきんとっきん(※尖ってる意味)のモニュメントは2022年から撤去されたそうで見られませんでした。

こっちは回収できました、名鉄百貨店の沿いにある「ナナちゃん人形」です。今日はリクルートスーツの格好。最初は間違えて百貨店に入るための列に並んでいて、開店と同時に綺麗な身なりをした店員一同にお迎えされ貴族になってしまいました。百貨店を一日中巡るのもやりたいよね……。

・トーストのお店

おいしそ~ ここは名古屋駅の近くにある「かこ花車本店」。名古屋といえばモーニング!検索してもすぐ上に来るくらいの超人気店で、劇場版『ゆるキャン△』でリンちゃんが小倉トーストを食べていた店でもあります。

休日だったのもあって1時間待ちは覚悟して予定を組んでいたのですが……これが甘かった。実際はほぼ2時間並んでやっと扉の前に立てるようなお店でした。

このセリフじゃないけど、名古屋では喫茶店そのものが観光地化してるそうです。

今日はたくさん食べる予定があるのでお腹をペコペコに整えていて、そのぶんお預けをくらうのが切なくて……空腹に耐えかねtwitterに聞かれてもいない秘密を話しながら時を待ちます。

おいし~~!!! 人気の理由が一瞬で分かるくらい、とびきりおいしい小倉トーストでした。この薄さがもう大正解。甘いクリームがいっぱいで、後からモチモチなトーストの香ばしさとジャムそれぞれの味が追いかけて来る感じ。これまでのトースト観が塗り変わるくらい美味しかったです。

店内はジャムの瓶がたくさん並んでいて、トーストに色々付けながら食べることもできるそうです(※撮りたそうにしてると快く撮影許可いただけました…!マスターのいるこじまりした木造のお店、という雰囲気ですっごくお洒落でした。

・茶屋ヶ坂周辺

ここからは市バス10番乗り場から、まほろちゃんの母校を目指します。

車窓からぼんやり外を眺めて過去の幻影を見つけたりします。

『CUE!』16話はまほろちゃんの過去と現在が交錯する回で、かつて手紙を書いてタイムカプセルに入れた過去からのメッセージに向け、声優になろうとしている現在の声が過去の自分にさえ届きうるような、Wind回らしい現実離れした雰囲気もあるアニメ史屈指の名作です。

バスに揺られながら、このバスが物理的にどこまで進んでも過去には辿り着かないけれど、まほろちゃんの声は16話で確かに過去へ届いた、もしくは自分の中に宿り続ける幼い自分の耳まで届いたんだろうな……と思いを馳せていました。

茶屋ヶ坂で下車、ここからしばらく歩きます。

並べてみるとCUE!の背景の鮮やかさが一層クッキリして見えます。アニメでこの道を映すときも格子障害物によくスポットが当たって、まほろちゃんの他人を遠ざけたい気持ちや、2人の間にある距離感のことを思いながら歩きました。

・茶屋ヶ坂公園

本当に来て良かったと思ったのがこの場所です。鉄柵で囲まれた一本道に「柵の中に入るな」「火気厳禁」という看板が何度も目に入る景色。ここを歩いているとき、美晴さんに向けて軽い気持ちで人の心に踏み込むと酷いことになるぞと警告が出続けているようで。半端な気持ちでこの道を越えるのはかなりゾッとする思いがありました。

季節に依るかもだけど、ここは源流近くで水量の無い川が流れていました。飛び石は苔が生えて滑りやすく、ヒールのある靴だと難しい道。もし美晴さんがここを飛び越えられる人じゃなかったら、まほろちゃんは一人のまま見えない場所まで行ってしまってたのかな……

・甘味処 おかげ庵

「ここまで来てなんだけど・・・帰らない?」

目的地のほど近くにある喫茶店です。世間を斜めに見がちな私たちオタクは全員まほろちゃんのことが大好きなので、このシーンも全員大好きなものだと思います。

入ってから気が付いたのですが、ここは名古屋発祥のコメダ珈琲店の系列らしく、入店した時の豆菓子やシロノワールもありました。

作中で食べていたあんかけパスタを注文したかったところ、コメダでスパゲッティを注文したらここで旅が終わる……!と直感し、急遽あんみつをオーダーしました。あんみつもでっかいや、美味しかったです。

・某小学校

まほろちゃんの母校にも行きました。学校なので写真は無し、遠くから眺めて素早く帰りました。
CUE!16話が名古屋まで来てスコップで穴を掘りまくる光景は異常アニメのそれなんだけど、やっぱりこれがあってこそWind組の担当回なんだろうなって。本当に良いアニメなんです、信じてください。。。

・久屋大通公園

名古屋のランドマークのお膝元、CUE!と八十亀ちゃんの両方を回収できるお得スポットです。とても活気がある場所でイベントをたくさん開催していました。この日はゴスペルとベトナムの旧正月ライブをやってたよ。

・大須商店街

ここもすごく楽しかった~!名古屋で食に困ることは無いので食べ歩きを狙います。

名古屋のタピオカ店って本当に唐揚げも売ってるんだ、八十亀ちゃんから聞いた話が次々真実になっていきます。

これは不意に見つけた"だし"の自販機です。もう無いと思ってたからラッキー!!

やっぱり名古屋に来たら手羽先だよね。八十亀ちゃんが50個は食べると言ってたのも本当で、身が小さいからスナック感覚でいくらでも食べられそうでした。当日は寒かったので温かさが身に沁みます。

 

あ、あれは・・・まさか!!!

ありがたい大須の金玉を拝みました。これもアニメ放送時は撤去されていたところ、コ口ナウイルスで落ち込んだ市民が再び盛り上がるよう願って、なんと2020年に復活したそうです。ご利益がありそう。

持ち帰りで天むすを買って「ひみCHU★プリラブマジック」をそこらじゅう爆音で脳内再生しながら名古屋を後にしました。

夕方になると天むすがどこも売り切れてしまい、困って走り回っていたところ天むす千寿に行き当たりました。実はここが天むすの名店だったそうで、「きゃらぶき」というフキの茎を醤油で煮しめた漬物の発祥だったり。優しい味わいの天むすと甘辛くて漬物ですっごく美味しかったです。

・移動

京都(を通り過ぎて大阪)へ・・・

京都に舞台を移す『ダークギャザリング』のホラースポットも調べたのですが、本当に危険だったり軽い気持ちで入っちゃいけない場所だったので今回は見送りました。

なので、今回の旅にある”恐怖”は「食い倒れてお腹がはちきれる」「帰ってから体重計に乗る」の意味です。

魔の街、ミナミへ。

足を踏み入れて数十分、見知らぬ優しい猛虎柄のお姉さま方からミネラルウォーターを恵んでもらえました。そんなことってあるんだ。

・吉本新喜劇

最近某アニメの影響で演劇に興味が湧いてきて、今回も劇団員をされているフォロワーさんの舞台を観に行くつもりでした。ただ色々あって公演自体なくなってしまい、代わりに”喜劇”の括りでこちらを入れました。

楽しかった~~ 他の格式ある舞台のときは客席はじっと静かに見ているものだけど、新喜劇だと頻繁に笑いと拍手が起こって、舞台と客席でコール&レスポンスが起こるのが何だか新鮮でした。

この日の公演はアキ座長。関西圏出身のくせに知らなかったのですが、新喜劇って毎週新作をやってるんだって。今まで数か月単位で同じ演目をループしてると思っていました、すごいよね。

珍しくこの日は客席参加型でウェーブをする場面もありました。普段ライブに参加してるとよくあるけど、なんばの客席相手だとウェーブの伝わる速度が1/10くらいゆっくりでぎこちなかったのが何故かツボに入って笑ってました。

・グリコ前

しっぽなのアイキャッチを回収。いつものグリコの景色も大正時代はこうだったんだって。

ここの橋は治安が悪めなので写真を撮ってすぐ退散しました。他にも一本隣の道に入ると夜の街だったりするので、歩くルートは決めてから観光したほうがいいです。

・食べ歩き

美味しいものがどんどん運ばれてくるよ~ 緑色が足りないごはん写真は旅行のときの特権です。ちょうど名古屋で乗ったタクシーの地元歴30年の方から、一番美味しいと教えてもらったお店の土手焼きを食べたりました。

なんばは怖い場所もあるけど、やっぱり基本的に人がよく、居心地のいい雰囲気が漂っていました。カニの串カツも実質サービスしてもらえたり、なんやかんやで数えたら注文の1.~倍量の料理を恵んでもらえたりして、想定外にたくさん食べちゃいました。お腹がぽんぽん。

待って!でも、ここからがマグマなんです。

 

・深夜0時近くのラーメン

今日の目的はこれです。普段ラーメンを食べないのもあって背徳感はマシマシ、残りの料理を掻き込み、胃はすっかりワクワク小学生状態!

候補にしたのは「ぼっこ志」という道頓堀にあるお店、ここは『ラーメン大好き小泉さん』にも出てきた鶏白湯ラーメンの有名店です。

ところが開店していない……!ギリギリの時間には間に合ったのですが、おそらくラストオーダーの関係などで閉まっていたんだと思います。これは計画に落ち度がありました。

最善策は果たせなかったけど、姫様のラーメン要素だけは回収したい……でもこういう時にこそ、誰にも遠慮することのない旅の自由さが光ります。自分が満足できる次善策、それが……

お疲れさまでした。お腹の具合を考えるとミニサイズがいちばん美味しく食べられる量だった気もします。でもいつかはリベンジします。

今回は0時近くまで開いてるお店を調べましたが、その条件を抜きでいいなら「麺のようじ」というお店も美味しそうでした。小泉さんセレクトで塩ラーメンが有名なお店、野菜と鶏の甘味がベースでお腹にも良さそうです。

・温泉

大阪に温泉ってあるの?と思ったらあるみたい。大阪の南へ県境くらいまで降りれば立派な温泉地もあるそうですが、市街地でも天然温泉に入れるとか。

そこで宿泊したのがドーミーイン 朝霧の湯です(※画像は公式)最上階に雰囲気のいい岩風呂があって一日の疲れを癒しました。

はああ~~さいこう~~ 今日は宿は泊まるだけだったけど、部屋が広くて綺麗でずっとそこに居たい気持ちでした。手触りのいいソファにどっかり座るのも達成できたよ。良いホテルを予約して部屋でずっと過ごす旅行もやりたいなあ。

アニメを見て泥のように就寝。

旅先だろうとアニメは見たい派の図

2日目 

2日目は大阪の色んなところを散策します。あいにくの小雨でしたが、ヤマノススメのかえでさんのセリフ「雨降ってるからちょっと外に出てみようかな」を思い出して気分を上げます。大切な事はぜんぶアニメで言ってた。

・大丸心斎橋店

しっぽなの新旧アイキャッチのように、大丸は大将以前からある百貨店で、しかも一階の内装は創業当時のパーツを使ってレトロな景観を復元しているそうです。

・今宮戎神社

『江戸前エルフ』から廣耳神社に似ている神社へお参りしに行きました。厳密には正確なモデルは無いそうなのであくまでイメージ。境内の石碑には「明日は明日のエブリデイ」よりかはご利益のありそうな言葉が彫ってありました。

・通天閣付近

OPで姉弟子が通ってたところ。通天閣の真下です。

気温が低すぎたのでたこやきも回収……あっつあつ!!美味しい!実は姫様アニメの第1回でたこ焼き食べてるシーンを見てから既に屈して大阪行きの予定を立てていた気がするよ。

新世界といえばここ!ってくらいよく見る場所。「づぼらや」のフグ看板は2020年で無くなっちゃったけど、2018年アニメの『りゅうおうのおしごと!』ではまだ姿が見えます。

新世界には至るところにビリケンさんがいます、中でもキャプに合う場所のビリケンさんを探したり。

・ジャンジャン横丁

新世界の一角にある商店街です。ここは天衣ちゃんが将棋を打ちに来たところ、おじさんかおばちゃんか分からない人は今日は居ませんでした。

ここがすごく楽しかったです。観光客向けな射的もあれば向かいにはレトロゲーム屋さんがあって、奥の方では達人の風格を出してる人たちがいたり。娯楽の集うディープな街な雰囲気でした。

それからお寿司屋・串カツ屋さんで職人が目の前で作ってくれるタイプのお店もあり、すごい行列が出来ていました。大通りのお店も良いけど、こっちのお店を案内すると"通"ぶれそう。

・将棋会館付近

ししょーの家付近です。実際はATMセンターになっていました。

そしてここが関西将棋会館。ここ2024年秋に移転するそうで、アニメの姿が見られるのは今しかないみたいです。

🦀🦀

将棋会館は本当に小さな子供が多く来ていました。2階のスペースで指して親が待ってる感じ、このくらいの年から目指さないとプロの棋士になるのは厳しい世界なのかな……

隣の「レストラン・イレブン」は現在営業しておらず、別の場所で新店舗を構えているそうです。そういえばこの間ご結婚されたのって『りゅうおう』で結婚した2人だったんだね。

・天満天神繁昌亭(てんまてんじんはんじょうてい)

2日目のメインはここ、『しっぽな』の影響で上方落語を観に行きます。しかもなぜか最前列のど真ん中の席が当たりました。

これがすっっごく面白かったです。落語のこと全然知らなくて不安でしたが、聞いてみると2時間半があっという間に楽しく過ぎちゃったよ。演目は時代背景こそ古いものの誰が聞いてもすんなり理解できる陽気なお話ばかりでした。

話術を極めた落語家さんの話を聞いていると、自然とその人と演目の世界観に取り込まれていくような。まめだちゃんが師匠の「遊山船」を聞いたとき船の景色やお囃子が聞こえた感覚が、今になってその端っこに触れられた気持ちになりました。不思議な感覚で、これは毎席ではなく、本当に上手い落語家さんの時に入り込まされてしまうような体験でした。

落語が8席、間にマジックショーと大神楽が1席ずつで2500円です。や、安すぎる…!ほんとにいいのかな。

大神楽って皿回しとか、傘で升や鉄輪を回したりするやつです。このご時世にも関わらず、回すのは真剣な重い瀬戸物の皿とかカドの直角な升とかなの、ところで今日座った席は最前列のど真ん中だったから、何かあれば真っ先にド頭をカチ割られる席にいるんです。もう怖くて怖くて…… 震えたのもいい思い出になりました。

公演が終わると、出口に役者が勢ぞろいでお見送りしてくれました。大阪に立ち寄ったときは何度でも行きたい場所です。

・大阪市中央公会堂の近く

後はいくつか『しっぽな』を回収して終わりです。なんば橋のライオン像をGET.

ここが大阪公会堂、レトロモダンで今なおイベントで使われる建物です。ここの地下一階がすごくオシャレなカフェになっていて、迂闊に入ったところメニューに17000円のワインが並ぶようなお店で目玉が飛び出しました。

・帰るよー

楽しかった~

ここ最近コンビニかウエルシアの食品くらいしか口にしてなくて、うんと美味しいものが食べられて大満足でした。とはいえ名古屋・大阪を回り尽くした訳じゃなく、むしろもっと行きたいところが増えちゃったので、また行く時が楽しみになっています。次は畳の旅館で全身を広げて平べったくなりたい。

他にも食べたものの写真を供養しておきます。牡蠣の串揚げとかネタの分厚いお寿司とかいい感じのケーキも。

・おわりに

怖いので体重計にはまだ乗れていません。

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