2020年 秋アニメの感想

秋アニメ良かったね…！個人的には一番たくさんの本数を見た期にもなりました。最終回がまだ見れてない等もあって一部のタイトルですが、ざっくりした感想です。

無能なナナ

秋のダークホース。面白かった…！１話はもちろん、最後までずっとハラハラして見てました。早く来週の回を見たい、かつ気軽に見れたので月曜日が来たら真っ先に見てたアニメ。

謎解きというよりは、絶体絶命！今度こそもう駄目だ…！！ってところから何だかんだ切り返すのが気持ちよかった。これはジョジョを見てるときの気持ちなんだけど、、、　思ってもいないことを笑顔でペラペラ話すたびにくすぐったい気持ちになりました。あと初めてオープニングフルを聴いたとき何も身構えてなかったのでビックリして心臓がひとつ無くなりました。まだ続きが気になるから原作を買わなきゃ…！乗せられてる気がする。

ご注文はうさぎですか？BLOOM

１週間のうち、気持ちが死んだとき飲んでいました。
といっても内容はとても読みごたえのあるもので、辛いときに笑って見ても、ドッシリ腰を据えて見ても素晴らしいアニメだったと感じます。１期放送から６年が経った今だからこそ過去を振り返って将来を見ることにこんなパワーがあるとは…！

３期の目かわいくないですか？２期では萌えをフル投入した副作用で宇宙人ぽさも若干でしたが、新しい方ではフェイスラインが下がったおかげもあり目は大きいまま、より自然に可愛く映りました。

おちこぼれフルーツタルト

へんたいは誰でしたか・・・？
１週間のうち気持ちが死んだとき飲んでいました２。アニメを頓服にするな

なにも考えずに笑いたいとき見ててこれも視聴スピードが早かったです。ダンスパートのやりきった感よかったよね。見ててハぁーーへもちゃん肩細いわ～…など、はゆちゃんも泣き虫かわいかった。あと「汚い」でTwitter検索するとおちフルについての呟きが逆引きされてツボでした。

曲も好き！タルトなキモチが再生5分以上あって、ひととおり聴いてるとすぐ時間経ってる。

魔女の旅々

指揮棒にするところ好き。次回が鬱なのが分かってなかなか手が出ないときもあったけど途中から一気見しました。

旅の中で心境が変わっていくとかではなく母親の話にも11話で区切りがついてるぶん、最終回なにやるんだろう……と思ってたら一番見せたいイレイナさんの顔がたくさん出てきて正解になっちゃった。OPで主人公しか出てこないアニメとしてもね。過去のどうしようもなかった結末が決して無かったことになる訳じゃなく、そうでなかった可能性は見つかりました。それが救いになるかは人によるけど…。

アサルトリリィBOUQUET

じっくり読み解いていくような分厚いアニメでした。最初はタイトルと冒頭で戦闘モノだと思ってて、間違いではなかったけれど、主題はシュッツエンゲル（姉妹関係）の話。楽しい回が身構えてたより多くてうれしかった。

３話と６話が対になっていたりと、対比表現が土台にあるのが難しさなのかなぁ……　だからこそ何度も見直して腑に落ちたとき脳に変な物質が走ったり、毎週とても楽んで見れました。場面のひとつひとつに筋道を立てて追っていこうとすると果てが無くなって大量の誤読をしてしまう気がしたので、大事なところを逃さないようシンプルに整理をつけたいな…という気持ちもあり。また通して見たいね。

魔王城でおやすみ

いやあ……魔王軍がかわいすぎて……！！完全に趣味だから自分だけが誰よりも楽しんで見ればいいと思ってたけど、意外と普段アニメ見ない人からの信頼が厚くてうれしかったです。欲望のままに見てた。

頭のいつも動いてる部分とは違うところで見てる感じ……んんー伝わらない！普段は誰かが誰かに迷惑をかけたら最後にはちゃんと謝ったり、何かしらしっぺ返しを受けないとスッとしないけど、魔王城だとやりたい放題した分だけ楽しい。魔王軍がしっかり翻弄されてくれると嬉しい。こう言うとめっちゃ性格悪いみたいだけど…。フォルダには姫の画像もそこそこに大きい犬の画像ばかり貯まっていました。妖狐x僕ベルままソマリも好き。

ゴールデンカムイ(三期)

三期おもしろかったね…！！基本くっだらないことしてるのを見て笑っていました。その分異様なメリハリが乗ったキメ場面や手の平を返されるたびに唸ってた。鶴見中尉……尾形…お前…この……っ、

しかも見やすくて個人的には落ち込んだ日にも楽しい日にもいつでも見れるアニメでした。毎クールほしい。

ひぐらしのなく頃に 業

2020年に見ると思わなかった。無印のほうは太古の昔に再放送を見ようとして怖くて薄目で見てたくらい……なので正直分からなかった部分もあったのですが、原作世代は盛り上がってた印象。

鬼騙し編の梨花ちゃんの演武シーンにもなかなか見入ってしまいました。履修してまた見たいね…。

池袋ウエストゲートパーク

Q.今期の頬がぷにっとするアニメといえば？
A.池袋ウエストゲートパーク

休日の昼下がりに見てたアニメ。オープニングで血ではなく赤いミキサーの中身が飛び散るところにヤンキーものだけど丸みがあるIWGPの雰囲気を感じました。その代わりじゃないけど依頼編では生々しい悪人達が出続けてた印象。サンシャイン通り編では二度と出ないと思ってたエスカレーター転がり男たちも一枚噛んでてちょっとアツかったです。

ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

さすがにすごい……！１話で過剰ぎみだった演出すらそのうちカワイイに巻き取られていった気持ち。

やっとこの大船に乗れた気がします。１期２期は正直あまりちゃんと見れてなかったのですが今作は見ました。根っこの方に現代的な価値観があるアニメ（ゆるキャン△など）を見てるとすごく肯定感が上がっていく思いです…。皆と一緒じゃなくてもいいし、それは孤独やお互い無関心ってことじゃない。

シリーズで今まで大きな目的があって皆がそのために頑張ってきたのとは順序が逆でした。自分が大好きなことをやってみたら面白そうだし、行動が先で目的地が無いから向かう先がラブライブとも限らない、でもふと気が付いたらあのとき想像も出来なかった場所まで来ていることだってある。目的も見えないのに歩くのはたくさんの意味で難しいことだけど、そんなとき隣で「面白そうだね！」って笑ってくれるキミがいれば、そうだったらすごくうれしいよ…。NEO SKY, NEO MAP!が好き。そんなこといっても自分にはやりたいことなんて無いんだ、やってみようが簡単じゃないんだ、まで含めて1話13話の侑（あなた）へのメッセージが贈られて完璧。アニメという箱を使って人を動かすというパワーを感じずにいられませんでした…！もっと色々やってみようかな。

戦翼のシグルドリーヴァ

戦闘機をテーマに見たいもの、やってみたい事がいっぱいに詰まったアニメでした。

アサルトリリィが全編をひとつなぎにして武器もやるけど大きくは姉妹の話、だったのに対してシグルリは神話や孤独についてのベースシナリオもある上にキャラクターや男の子的なロマンがもりもり乗ってる感じがしました。飛行機のことは分からないけど、勇者砲ファイヤー！宮古ちゃんの崩し顔だったりオープニングの４分割とか好き。

２話の自己紹介回もとても幸せでした！水着回も今年１年分笑っちゃった。個人的には６話の園花・天塚さんの青空シーンも技あり。まったく想像だけどオージン様の号令にひとりノリノリだったり儚げだった宮古ちゃんは、死のフラグを回収するこのアニメの内では何も無ければやっぱり居なくなってたんだろうなぁと思ったり…。

神様になった日

ひなちゃんが元気いっぱいに動く場面が多くて楽しかった…！ここが特にお気に入り。

11話、12話は陽太がどう見えたかだと思います。愛のため無意味かもしれないことに一心不乱になる姿は美しいし、頑張りが無駄じゃなかったと報われるのはもっとうれしい。ここが自分の都合で施設から連れ出すことだけに固執してるように見えると、変わってくるんじゃないかなという気がします。

どちらにしても12話の後半には希望があったと感じました。新しいひなちゃんが撮影で言われた「名演技」は嘘ではなかったこと、ビデオを見る最後まで連れ出したことに不安があったこと。障がいという動かしづらいものを前にして出来ることをやった感覚がありました。 

体操ザムライ

勝った……………！！！！！！！

鉄男の叩き出した完璧な演技と点数を見て笑みを浮かべられるのが城太郎の強さだよね…。でも強く眩しく見えるのと本当にその通りかは別で、強い城太郎や強い玲ちゃん お母さんもまた弱さを持っていました。その辛いとき、城太郎が大切な人を亡くしたときは、奥さんから遺されたビデオレターが無ければだめだった。玲ちゃんが笑いかけてくれなければその内容を受け入れられなかった。一方でイギリスにレオを支える人は誰もいない。だからこそ女優を目指す玲ちゃんの空港でのシーンが何重にもうれしかったです。*1己の弱さを知ってこそ忍び、レオは忍者村で演技をしていた時とも語尾ござるだった時とも違う…。

最終回までどの話も素晴らしかったです。ああでも鉄ちゃんにも勝ってほしかった…！！お気に入りは4話ザムライ娘。坂を使ったシーン　でも全部よかったなあ………

A3!(2クール)

宗教上の理由であまり多くを語れませんが、間違いなく最高でした。原作未プレイ勢でアニメから入ったのですが、それでも１つのアニメとして戦国時代の2020春・秋をトップで勝ち上がれるだけの面白さでした！2分割・2クールで春夏秋冬をやるお話が病気の影響で本来の放送時期からズレて結果A3!と一緒に季節をひと回りできたのは何の因果だろう…。

くまクマ熊ベアー

せ、背の低い子がどんどん増えていく…！！全編を通して細かいところで場面の見せ方が上手かったのが印象的でした。エンディングも好き！

実は原作が６年以上続いて連載中らしく、最終回はアニメの終わりとして得意な分野に纏めた形になったのかなと思います。大きい敵を倒してENDでもよかったぶん、後味が良かったです。４話あたりでフィナちゃんというものがありながらさらに小さいシュリちゃんが出てきたときはびびっちまったね…。

エンディング、どシンプルなんだけど好き。地味なベージュの背景とクマのモチーフ。大事に思う人同士がそれぞれの色で囲まれていたり、かけがえのない人達が増えていって、それらは何でもない中にいる。もともと素朴に進んでいくお話と足並みが揃っていてポップなのに安くない感じが好きです。

おわりに 

2020年秋、ひぐらしがある。ごちうさがある。ラブライブがある。個人的には縁が無かったけどストライクウィッチーズもある。おたくの誰かが見た夢の世界に入ってしまったとも言われる歴史的過去作の大軍と、それにすら劣らない新作名作アニメ群との間で桶狭間と化してしまいました。もう助からない。
さあ、あだしまも見るぞー!

以上です！

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*1:支えてくれる人が誰もいないと思いながら実は影には、っていうのもいいよね…!