『メルクストーリア』が今おもしろい話

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スマホ向けゲーム「メルクストーリア」が面白い!というお話です。

普段からちょこちょこは言ってたけど、1度見える形で置いておきたいと思ってブログを書きました。ストーリーがほんとうに好きです…!!

もうすぐ7周年を迎えるゲームというと敬遠されがちなのですが、始めるにあたってハードルは全然無いです! いわゆる育成やスタミナ消費も必須ではなく、月ごとに更新されるストーリーを読み切り小説感覚で読むことができます。そして7年を経て衰えるどころかますます磨きがかかっているんです。 そんなダイレクトマーケティングがしたい記事です。 

 

また、既にメルクストーリアの魅力から始め方まで非常によくまとめて下さっているブログがあるのでまずはこちらがおすすめです!

yugalab.net

 

ストーリーについて

このゲームではタイトルの如く物語が大きな売りとなっています。物語は「メインストーリー」と「イベントストーリー」の2つに分けられていて、まずはイベントストーリーから覗いてみるのが良いかと…!

メインストーリー

主人公ユウくんと謎の瓶詰少女メルクが旅に出るお話、恒常で読める大長編となっています。主人公は癒術士と呼ばれ、モンスターを倒すのではなく心を通わせることで物語が進みます。サービス開始時からあるので、初期ストーリーのみいわゆるソシャゲ感が若干あります 。ただしメインはその後格段にシナリオも良くなって、1部終了時にはボロボロに泣かされました。現在も第2部として進行中で、時間のあるときにゆっくりと読むようなお話になっています。

 

イベントストーリー

ほぼ月1ペースで更新される期間限定のお話です。といっても公開から約3か月後には歴代イベントとしていつでも読めるようになり、最新に近いところ以外は全部読めます。こっちは基本的に読み切りのためどこからでも入りやすいです!カラッと笑えるお話、手に汗握るお話、答えのない問いに対峙する人達のお話と、テイストも様々です。

物語の地メフテルハーネには「妖精の国」「お菓子の国」など18の国があり、イベントストーリーでは主人公が行商人の護衛として各国を巡るお話になっています。今は国ごとにちょうど3周目のお話がまわってきて「妖精の国3rd」という呼ばれ方をしています*1。稀に続き物にあたるお話もありますが、ほとんどは単体で読んで大丈夫なお話です!

独立して読めるかどうかはこちらが参考になります。

yugalab.net

メルクストーリアは2018年にアニメ化もされてます。そのときは以下のエピソードが収録されていました

 2話  夜明けの王と囚われの花嫁(動物の国1st)
 3-4話 おてんば妖精と春を食べる竜(妖精の国1st)
 5話  紅き禍つ星と優焔の煌宗(少数民族の国1st)
 6-7話 夢添いの君と忘却の街(死者の国1st)
 8-9話 歌楽壇の王と鳥籠のディーヴァ(動物の国2nd)
 10-11話 飛べない天使と万祈の聖翼(空の国1st)

特に死者の国1stや動物の国2nd 空の国1stは今なお人気が高いお話です。イベントストーリーについても最初期のものだけは若干手探り感もあり、個人的には始めから3rdを見ても良いかなと思います。

 

ユニットストーリー

実はメルストの凄いところが大量にいるユニット(キャラ)の全員に個別ストーリーが付いています! 気になった子のお話を見るのはもちろん、メインやイベントに登場したユニットを手に入れると後日譚のようなお話も見れます。しかも最近のものだと1話分に相当するくらいのボリュームで用意されてたりも。ただし入手しないと見れない分、必ず読まなければいけないものではありません。イベントで本当にどうしても読みたい子がいるときは、ゲーム内アイテムやちょっとだけお金を入れると指定で貰えるシステムもあり。

 

パソコンからもできるよ

スマホの容量を圧迫したくない! ときにも公式でAndAppというPCで出来る環境が提供されています。便利な世の中。もし必要であればこちらからぜひ。

www.andapp.jp

 

個人的に好きなストーリー

現在イベントストーリーだけでも大量にある中、どこから読めばいいか迷ったときの参考に、独立して読めるお話を選びました。ネタバレ無しです。

 

エレキの国3rd 時を紡ぐ白い部屋と約束の絆

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少年は笑わない、少年は泣かない、少年はただ、自分自身を諦めて生きていた。
少女は笑う、少女は泣かない、少女はただ、人のために生きていた。
白い部屋が煌めき、出会うはずのないふたりが出会った時、奇跡がはじまる。

何もやりたいことなんて無い、大層な趣味も目標も見つからない、施されても何の期待にも応えられない。そんな多感な少年から始まるお話。エレキの国は非常に閉鎖的な国で、事件屋や偽恋屋など内向きな娯楽が発達した国でもあります。

 

和の国2nd 宵桜に舞う鬼と鎮めの奏

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「鬼は、恐怖と忌避の象徴なんだよ」
夜桜の名所である平安の地へやってきた主人公たちは、ひょんなことから妖怪を探し求める妖怪録師の2人組に協力することに。しかし、ようやく見つけた妖怪は巷の噂とはかけ離れた、まったく怖くない鬼っ子だった!

和の国に棲むとされる鬼に纏わるお話。やがて世界を統べる大妖怪10歳のたいてんきちゃんと笑顔が眩しいそのお供しずめきさんが出てきます。笑いたいときにも、熱くなりたいときにもぜひ…ぜひ! オススメです。

植物の国3rd 旅人の冀求と夢現の宿

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キャラバンの護衛で訪れたのは、客の願いをかなえるという不思議な宿だった。主人公達は宿の主に誘われるまま、宿泊することに。そこにはすでに、3人の客たちがいた。彼らは何を叶えに来たのか、そして宿の主はなぜ人の願いを叶えるのか……

ミステリ仕掛けで進む読みやすさのあるお話です。自分自身が願い求めてやまないものとは何か、それに対して時に迫り、時に背中を押す。温かさのあるお話です。

植物の国1st 創世の種、根源の森樹

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「たまにいるんだよ、森に呼ばれる人が」巨大な魚に呑みこまれ、足を踏み入れた不思議な森で主人公たちが出会ったのは、森に呼ばれし少女と兄を失った少年だった。そして道先案内人の男が告げる。彼がこの森にすむ、ただひとりの人間であることを。

植物の国は奇妙で神秘的なお話が多くて、特にこれは導入にもあたるお話です。1stの最後はこの植物の国ストーリーがトリを飾りました。自分にとって大切なもの、他人から見たときそれはどう見えて評価されるものか。独特な価値観が真ん中にあるお話です。

科学の国1st 奇跡の作り方と愛のロジック

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いつも通りの護衛のはずだった。だがそれはジャモの隠す真実、背後からの突然の衝撃、主人公に降りかかった謎の薬により一転した! 目が覚めたら、そこは見知らぬ地下室。張り巡らされた硝子に映る彼の姿は……? 今宵、科学の国でケミカルコミカルな愛の物語が開く!

個人的に特に大好きなお話です。多くの研究者を擁する科学の国を舞台に、少女ティーゼを中心に繰り広げられる”愛”についての物語。このストーリーに登場するラインハートがもう、メルストの全キャラの中でのイチオシです……!

機械の国3rd 最果てに輝く浪漫、針巡る街の人間悲喜劇

(※2021/1/30(土) 14:59公開終了 5月頃再公開)

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人生って退屈だ! 毎日巡る時計の針と同じ、同じ日常を同じように繰り返してる。けれども至極不可解なことに、時々どこかで物語が始まる―――今日という日の世界の果てのように。

時計盤の針が回るように、歯車が回るように、いつもと同じ退屈で憂鬱で鬱屈な日々。それぞれの退屈な現実を生きる人々が住まう機械の国最果ての街には、”ロマネバロムの冒険譚”という空想の新聞連載があった。機械の国ではどこかアンティークな雰囲気が漂い、貴族階級とスラム街などの格差が垣間見えるお話も描かれます。

(1/31 追記)
こちらは現在公開終了しました、しかし3か月後には恒常で見れるようになります。 実はこの記事を書くきっかけにもなったお話。

現在は恒常追加されたのでいつでも見られます!オススメです。

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書ききれないのですがとりあえずここまで、もちろん挙げたもの以外も本当に良くて……! メルストのイベントストーリーは誰かが抱える悩みだったり弱さに沿うようなお話も多く、変な角度から刺されるような感覚があります。続きものになるけど魔法の国3rdも本当によかったです!! あと他にも………………


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*1:小篇シリーズというさらに小噺的な特別編もあります